(歯科医院選びとお金の話もあるよ)
先日、歯の治療でちょっとした事件がありましてね。
というのも、歯の根っこがパッキリ割れていた、という話でして。
事の発端
そもそも何で根っこが折れていた(のに気付いたか)というと、話はある日突然セラミックの被せ物が割れたところから始まります。
「とりあえず欠けたところ埋めてもらわん事には」と応急処置のため午後半休を取って駆け込んだ歯科医院でレントゲンを撮ったところ、「……これ、もしかして根っこが折れてるかもしれないです」と先生の怪訝な表情。
さらに精密検査としてCTを撮ってみたところ、どうやら根っこが折れてるのはほぼ確実。
かつ、根っこの周りに空間のようなもの(=膿袋?)が見えるので、「根尖性歯周炎」の初期状態ではないか、と。
つまり、「歯根破折」+「根尖性歯周炎」──いやいや、コンビ組まんでええから。
根尖性歯周炎というのは、簡単に言うと口の中の細菌が歯の根っこの先に炎症(膿)を作ってる状態だそうで。
何より怖いのは、この炎症が酷くなると顎の骨まで吸収してしまう(顎の骨が無くなっていく)ということ。
ひぃぃ!!考えるだけでヤベェ!!
で、検査結果の詳細説明と、治療方針をどうするか歯科医師との作戦会議は省略するとして。
ちなみに、お世話になっている歯科医院は「インプラント推し推し!自費診療で稼いでやるぜ!」という感じでもなく、入れ歯やブリッジなど他の選択肢も合わせてメリット/デメリットをしっかり説明した上で、患者にとって無理のない方針で行こうという姿勢が見えた良いところでした。
この辺りは、もし知りたいという方が居られるようなら、別記事で書こうかと思います。
インプラント治療、ぜんぶでおいくら?
今回のインプラント治療、
「抜歯 → 根尖性歯周炎の処理 → インプラント埋入 → 土台と仮歯 → 本歯」まで全部込みで、
お値段は62万円でした。
※ちなみに、「インプラントにするかどうかを決めるまでの検査費」は別やから、それ含めるともうちょっと上がるけど、それでも想定内って感じ。
もちろん、調べてみるともっと安くできるクリニックもあるにはあるんよ。
でも最近は、「とりあえずインプラント!」「保険外診療で稼ぎたい!」って空気がある歯科医院も正直増えてるやんか。
せやから私は、「多少高くてもちゃんとした技術と機器があって、評判がいいところでやりたい」と思って選んだのが、自分の場合は「立川北デンタルオフィス」さんでした。(案件じゃないよ)
今回のインプラント費用、整理すると…(2025年時点)
- 検査費(CT撮影、診断など):数万円(※必要な検査によって差あり)
- 抜歯〜歯根処理~インプラント埋入〜仮歯〜本歯まで一式:620,000円(税込)
※今回は「立川北デンタルオフィス」にて治療を受けました(東京都立川市)
歯科医院選びは「長期視点」で
まず、東京西部って意外にも歯科医院の激戦区らしくて、検索したら山ほど出てくる。
Tiktokでも、恐怖感煽るの楽しんどるんか?みたいな投稿してる歯科医院もあるし、Googleレビューの点数だけ見ても正直わからん。
むしろ、★5がズラズラ並んでるところなんか逆に「これ大丈夫か?」って思うこともあって。
口コミの投稿時期を見ると、同じ週にドバっと★5だけ増えてたり、内容がやたらテンプレっぽかったり──つまり、サクラレビューのにおいがするところもちらほら。
その点、今回お世話になったクリニックは、口コミの中身も丁寧でリアルな内容が多くて(マイナスなクチコミも消されずに残ってるしね)、実際行ってみても対応も説明もめちゃくちゃ丁寧やった。
今回の歯根破折、原因をたどると数年前に銀歯から硬めのセラミッククラウンに変えたことも関係あるかもしれんのよね。
そのときの歯科医院では、「噛む力が強いですね」とか「素材的に割れやすいかも」とか、そういう話は一切なかった。
それが、今の歯医者さんに初めて言われたんよ。「噛む力、けっこう強いですね」って。
え、そんなん初耳やし、素人が比べられる対象もおらんし知識もないし、言われんと一生知らんままやったと思う。
その上で、「元の歯と完全に同じ高さ&噛み合わせじゃなくて、入れるものに応じて後々の影響まで考えて噛み合わせ調整しますね」って言ってもらえたとき、「あ、この人はちゃんと“後々”のことまで見てるな」と思えたんよね。
インプラントデビュー戦当日
本来なら仮歯まで入れて、いつもと大して変わらない口の中に戻る予定やったんです。
ところがどっこい、抜歯が意外と大仕事でした。
というのも、歯根が、まあ太い。めちゃくちゃ太い。
実際に抜いた歯を見せてもらったんですが、3本の歯根が束になった姿は、まるで歯の上部(見えてる部分)と同じくらいの太さ。これはもう、“大黒柱ズ”って言っても過言ではない。
そんな太い歯根を3本も抜いて、細菌のせいで炎症を起こしていた部分も綺麗に除去したら、予想よりも穴が大きくなっちゃったみたいで。
確かに、CTとかで予め当たりを付けておいたとしても、こればかりは開けてみないと分からない。
当初の予定通りの穴で済むように炎症部分の処理を甘くしちゃえ!なんてやり方は本末転倒なので、思ったより穴がデカくなろうが、しっかり処理やっていただいて安心ですわ。
で、結局、当初予定していたインプラントの根っこの太さよりも太いのをブチ込みまして。
「今日はインプラントの土台だけにして、仮歯はしばらく後にしましょう」という流れになりました。
どうやら、インプラントの周りに補填材を入れて、その上で骨との馴染みを待ってから仮歯を付けた方がいいらしい。なるほど、馴染みは大事ですね、人も骨も。
現在の状況
というわけで、私は本日より約6週間、「歯抜け生活」に突入です。
幸いにも前歯ではなく奥歯なので、見た目のダメージは控えめ。でも、食べ物の噛み方とか、めちゃくちゃ気を使いますねこれ。
ってか、私の口の中で一番使ってた歯と言っても良いくらいの位置の歯が無くなると流石に気になる。
ちなみに、抜いた歯の根っこ部分を見せてもらったら、なんかヤバい色してました。
特に根尖性歯周炎が進行してたあたりに近い、分岐した根の内の1本。炭みたいな黒さ。
改めて思いました──お口の中の細菌、ほんまに怖い。
そして最後に。
歯科医師、ジルコニアクラウンを割るのに大変ご苦労されていました。
やっぱりジルコニアって、硬いんですなぁ。まさか、治療する側が「うわ、硬っ」って雰囲気ぷんぷんで割ってるのを感じることになるとは。
ちなみに次に入るインプラントの歯も、ジルコニア。
──硬さに信頼、あり(笑)
