曇りが多い台北と比べて台中は晴れていて過ごしやすい!ので
すっかり「台北に帰るのは夜になってからやな」と方針転換した私。
南天宮という、関聖帝君(関羽さん)が祀られているお宮に参拝に行くことにしました。
ここで書いていること
- 南天宮への行き方
- 道教ってどんな宗教?
- 実際にお参りしてみました
- お参り手順、気を付けること
- 南天宮の願掛けスポットについて
- 巨大元寶(ユェンバオ)で金運をすくい上げよう
- なんか見覚えがある「撫で牛」(金牛)もいるぞ
- そのほかにも縁起の良いスポットがたくさん!
- 南天宮にお参りすると ご利益がすごい!?
南天宮への行き方
カフェ「路地」からだと、通りを南に下り「植物園前」のバス停から18番のバスで25分くらい。
「自由進徳路口」(ズーヨウ ジンドゥァー ルーコウ ※)バス停で下り東へ徒歩約5分(400m)で南天宮です。
※ 中国語の発音ってカタカナで正確な表現無理よね…Google翻訳さんにでも発声してもらってください笑
台中駅からだと徒歩でも15分(1.1km)です。
参道の門を通って行くなら、有徳豆腐さんを目印に行くといいですよ。
私は「自由進徳路口」でバスを降りて向かいましたが、
南天宮の前の交差点でふと見上げると
・・・関羽さんの頭が見えてる!!

ん? 南天宮って、この交差点から100mくらいは歩くんだけど・・・
この大きさで見えるのは デカない???

もうこの時点で、「マジか、とんでもないとこに来てしまった…」感がありますが(笑)
恐る恐る、お宮の正面まで来ると…

\デーーーン!!/
いやこれ逆に大きさ分かんないかな…。
これ建物6階建てなんですよね、って言ったらデカいの分かります???
これはもの凄い。日本ではそうそう見られないセンス。
めちゃめちゃカラフルで、めちゃめちゃ装飾が細かくて、これだけ塗り分けられているのに塗装の剥げなどもなくて、台湾の皆さんからの信仰の篤さを感じますね。
さて、せっかくなので時間の余裕がある方は少し道教について予習していきましょう。
道教ってどんな宗教?
彰化縣にある中國嗣漢張天師府さんの資料(PDF)を一部和訳(意訳)してみました。
■ 道教の考え方と注意点
道教では、万物の母(根源?)であり人生において従うべき方向・真理である「道」を信奉しています。
道教は「老子」が祖であり、「道」、「経」、「説」を「三宝」として大切にしています。
「お香」が人の心や祈りを伝えるとされており、お香を用いて天地を崇め、神を敬い祖先に祈りを捧げます。
また、道教の神は「陰・陽」を重視していて、身体が弱い人や敏感な人は「陰」の神様をお参りすることはお勧めしません。
※「陰」の神様の例としては「城隍」(=台北でいうと迪化街の霞海城隍廟など)が挙げられています。
■ 道教の神様
道教の神様にはそれぞれ役割分担・守備範囲があって、「偉大な・高位の神様であればあるほど願いが叶う」というものではありません。また、国や社会に多大な貢献をした賢人も、神と認定され祀られています。
そっか~、道教の神様はジョブ型の働き方なんだね。
っていうかそこは日本も同じか。荒神さんとか火の神・竈の神さんもおられるし。
でも、日本の場合は「多大な貢献をした人」ではあるけど恐れられていた方が神として祀られた例があるから(将門さんとか道真さんとか崇徳院とか)、この違いがとても興味深いね。
実際にお参りしてみました
外観は、もうインパクト大!派手 OF 派手!の南天宮。恐る恐る中に入ってお参りします。
私が行ったときはもう夕方で、参拝者が少なくて写真を撮るのが憚られたので、写真が少ないです申し訳ない!
調べたところ、正式な順序では
1)お線香を調達して火をつける
2)香炉の前に立つ
3)お線香を額の前に立てて掲げて、
名前・年齢(・生年月日)・住所・お参り目的を伝えて、3回お辞儀をする
4)お線香を上げる ※基本は香炉毎に1本
という流れとなっています。
まず「天公爐」という玉皇大帝(=天公、道教最高神)専用の香炉にお参りすべし!!とのこと。
「今からこのお宮にお参りさせていただきます~」ってご挨拶する感じでしょうか。
各神様についても、基本的には同様にそれぞれの神様の前で個人を特定できる情報をお伝えしてから「〇〇のお願い/お礼にまいりました」とお参りしていくようですよ。
それと気を付けないといけないのが、道教の神様にお願いするときは、1件につき1人のことについて具体的にお願いしないといけないので、「家族みんな健康でありますように」というお願いの仕方はふんわりし過ぎて良くないとか。
なるほど。道教の神様、KGI・KPI設定とか管理絶対上手いやんな~。
なんせ道教の神様の世界は官僚制で動いているらしいし、具体的なお願いをすればしっかり進捗管理してくれそうな安心感がある(笑)
お願いするときも、KPI設定のテッパンであるSMARTの法則を意識するといいかもしれない。
<SMARTの法則>
Specific:「具体的」
Measurable:「計測可能な」
Achievable:「達成可能な」
Relevant:「関連している」
Time-bound:「期限が明確」
祈願が成就したらお礼参りに行って、感謝の気持ちを込めてお線香をあげましょう。
例えば、平和を祈願して一年間無事であればお礼参りをする、願い事が叶ったらお礼参りをするなど。
自分の手の届く範囲で願い事をして、お礼参りを忘れることがないようにしましょうね。
さてさて。天公爐にお線香を立ててお宮に入ると、こんな雰囲気です。

Σ(・ω・ノ)ノ !!<中もなかなかに派手ぇ!!
巨大元寶(ユェンバオ)で金運をすくい上げよう
写真の手前側にあるのが、昔のお金(元寶、ユェンバオ)をモチーフにした願掛けスポット。
お金をガバッとすくい取る動きをしながら財気=金運アップを狙います。
<やり方> ※元寶の近くに中国語の説明看板が立ってます
1)まず真ん中のポコッと膨らんでいる部分のてっぺんから100元札を入れます
金を稼ぐにも初期投資が必要ってことですかね
2)外側の出っ張っている所に沿って、手前から向こう側までなぞります
※注意!!
下にある車輪が固定されていないので、寄りかかるととゴロゴロ~っと動いてしまいます。
「ガッポリいったろ!」という場合は誰かが反対側から固定するなどしてください(笑)
めっちゃ恥ずかったから!!マジで!!!!
3)ポコッと膨らんでいる脇の、一番溝になっている部分をなぞって手前にワッ!と持ってきます
★お金をガサッと自分に引き寄せる感じで!
山崩しみたいに、モリッといくイメージで!
4)2~3を3回繰り返します
いかんいかん、真っ先に目についたのがデッカい元寶だったので最初に解説してしまいましたが、
実は真正面に関聖帝君が鎮座ましましています。 (;’∀’)<ゴアイサツ ガ オクレマシタ…ハハハ…
台北でもあちらこちらにご挨拶かねてお参りして宗教建築を眺めるのが好きな私ですが、未だにお参りの仕方もよく分かっておらず周囲の方を見ながら真似てお参りします。
周囲の方々も、熱意の違いなのか宗派の違いなのか何なのか、人によってお参りの仕方が違うので、「こういうものは気持ちだよ!!!」と言い訳をしながらのお参りです(笑)
なんか見覚えがある「撫で牛」(金牛)もいるぞ
1階の奥には、日本でも見かける「撫で牛」の、かなり派手版の牛さんもおります。

「ビッカビカやん!」「きみ、親戚が日本にいたりしない?」
日本の「撫で牛」は、自分の体の悪いところを牛さんに持っていってもらう形代的な意味もありますが、南天宮の撫で牛こと「金牛」(ジンニィォウ)は「諸願成就」一本!という感じです。
- 耳を撫でると、長生きできる
- 頭を撫でると、子孫が出世
- 口を撫でると、莫大な富が手に入る
- お腹を撫でると、事が上手く進む
- 体を撫でると、健康面も思い通り
- 尻尾を撫でると、何事も良い結末になる
- 太もも(?)を撫でると、毎年貯金が増える(?意訳ですけど)
とのことなので、しっかり撫でまわしてください^^
そのほかにも縁起の良いスポットがたくさん!
私は予習無しだったこともあり3階までササーッとお参りしてしまったのですが、他にも
・巨大筆&巨大そろばん(ビジネスで騙されずに利益を上げるとか受験合格とか)
・財神門(多分金運アップ効果あり)
・巨大硯と巨大墨(勉強運に効果があるに違いない)
・姻縁橋(織姫と彦星の話に関係するとか、つまり恋愛に効果があるんでしょう)
などなど色んなスポットが南天宮の中にあるそうなので、制覇しちゃいましょうね。
私は16時過ぎからお参りしたのですが、エレベーターが止まっていて、階段でも3階以上には行けませんでした。
(スタッフさんから「上には行けないよ」と言われました。)も少し早くお参りできたら、上の階にも上れるかな?
南天宮にお参りすると ご利益がすごい!?
そんな南天宮ですが、公式Webサイトを見るに、16柱の神様(※)が奉られているとのこと。
ということは、南天宮を隅から隅までお参りしたらご利益半端ないのでは???
※「至聖先師、精忠岳武穆王、財神爺、福德正神、月下老人、文昌帝君、聖母娘娘、註生娘娘、觀世音菩薩、
保生大帝、玉皇大帝﹑南斗星君﹑北斗星君﹑孚佑帝君、玄天上帝、天官大帝」と書いてありました!
私はふらりと立ち寄ったので事前情報としては知らなかったんですが、次に台中に行くときにはまたお参りするので、南天宮におわします神々についても少し調べてみました。
調べだしたら熱がこもっちゃって、めちゃめちゃ長文になってしまったから別のページに分けたよごめんね!!!
でもしっかり予習してからお参りすると きっと神様も喜ぶんちゃうかな知らんけど
今回のブログ、南天宮や各所へのお参りの参考になると嬉しいです。
ほかに気になることなどあったら、お気軽にコメントくださいね。
